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ハリスホークの飼育に必要な道具について

ハリスホークの飼育を始めようと考えている人

「鷹を飼育してみたい!鷹に関する情報が少なすぎて必要な道具や費用がわからない・・・。」このような疑問に答えます。今回は、初心者向けのタカ、ハリスホークを飼育するに必要な道具を紹介します。

ハリスホークってどんな鷹なんだろう??

鷹の道具ってよくわからないわ💦

ハリスホークとは
和名は「モモアカノスリ」といい、鷹の中でも珍しく「群れ」で行動する特性があります。そのため、社会性があり、初心者でも比較的簡単にフリーフライトまで習得する事ができます。

目次

1.グローブ

猛禽類専用のグローブです。

鷹を据える際に使うので、猛禽類専用のものを使うようにしてください

素材であれば牛革や鹿革とありますが、基本的には好みに合ったもので良いと思います。左の写真は牛革のグローブで厚手のものになっています

厚手のグローブだと餌を握っている感覚が若干ですが、薄手より鈍く感じます。しかし、鷹に強く掴まれても痛くはないので初心者には厚手の方をお勧めします。理由としては、鷹が人に慣れる前は、力強く掴まれることが多いからです。ハリスホークの雌であれば、中型クラスの鷹になりますので掴む力が強く、グローブ越しでも痛いことがあります

グローブの価格相場は6,000円〜12,000円くらいとなっています。

2.餌入れ

餌入れは、ベルトに装着できるタイプの餌入れがお勧めです。私は釣具屋で売っているものを使用していますが相場価格は800円〜1,000円程度で購入できます

ポイント❗️
うずら一匹程度しか入らないため、鳩など一匹入る程度の餌入れもあった方が利便性が上がります。

3.キャスティングジャケット

キャスティングジャケットは、アンクレットの取り替えや鷹を治療する際に使用します。バスタオルで代用することも可能ですが、マジックテープで簡単に固定できるため重宝しています。価格相場は3,000円程度で購入できます

鷹のメンテナンスの際に使うんだね❗️

注意❗️
キャスティングジャケットで鷹を長時間捕獲することはやめましょう。理由は、ジャケット内の温度が上がってしまい、落鳥の可能性があります。私は落鳥した経験はないのですが、気温や季節で変化すると思いますが、概ね30分程度が限界だと考えています。

4.リーシュ

リーシュは鷹を繋いでおくためのロープになります。私はザイルロープを使用しておりますが、基本的には簡単に切れないロープであれば問題ないです。鷹によっては、ロープを噛んだり、結び目を解いたりする個体もいるのである程度、耐久性があるロープを選んでおくことがお勧めです。

ザイルは値段の幅が大きいですが、30mあたり2,000円〜5,000円もあれば十分だと思います。

私が使用してるザイルロープは、中にも9本の糸が入っているものを使用しています。安価なザイルだと本数が少ないので購入前に一度調べて購入した方が良いと思います。

5.スイベル

スイベルは、リーシュとジェスを繋ぐ際に使用します。ロープが捩らないようにするためのもので、釣具屋などにも売っています。あまり大きいものを使用すると鷹に負担がかかるので、スイベルにリーシュが通るくらいのものにしてください。

6.アンクレット

アンクレットとは、鷹の足首に装着する革の足枷になります。大半は牛革やカンガルー革を使用していますが、カンガルー革の方が耐久性が高く革が伸びにくいので人気があります。

海外サイトで購入する際など、まとめて買う方法がオススメです。

7.ジェス

ジェスとは、鷹が装着しているアンクレットに差し込んで使用します。大きく分けて、繋留用とフリールライト用と2種類あります。左側の黒いジェスはカンガルー革で繋留の際に使用するもので、右側は牛革を使用したフリーフライト用のジェスになります。

基本的にはリーシュを通すスリット(切れ目)があれば繋留用のジェスになります。スリットがあると、フリーフライト時に、スリット部分が木の枝などに引っかかる可能性があり、事故を起こしやすくなります。そのため、事故防止のためフライト用(スリットなし)のジェスを使用します。

6.リード

リードになります。

鷹を初めてフリーフライトする前段階で鷹がロスト(逃げる)しないか確認する際に使用します。2〜3ミリの30〜50m程度のザイルがあれば十分です。

ハリスホークの場合、後追い(主人の後に着いて行く)ができていれば、リードはすぐに外すことになります。

6.笛

笛は、鷹がロスト(逃げた)した際に、鷹をルアーで呼び戻す際に使用します。笛には特に指定はないのですが、笛が壊れたり、無くしてしまったことを考えて再購入しやすい有名なメーカーのものを選んだ方がいいと思います。

7.鈴(猛禽用)

鈴は、鷹の足に装着したり尾羽の鈴板に装着します。鈴を装着する理由としては、鈴の音で鷹の位置や行動を把握することができるからです。また、鷹を見失った場合にも鈴の音で大まかな居場所がわかります。100円ショップなどの鈴ではなく、猛禽類専用の銀やニッケルを使用した鈴を購入してください。

4,000円〜6,000円程度で購入できます。

8.ハトメフライヤー

ハトメフライヤーは、海外製のものを使用しています。私は当初、日本で売られているハトメフライヤーを購入したのですが、真鍮製のものと合わなかったため外国製のものを購入しました。両手で締めるタイプと片手で締めるタイプがありますが、一人で装着作業をすることを想定して片手で締めるタイプの方を購入しました。

ハトメは、真鍮製を使用します。日本のホームセンターで見かけるものはアルミ製が多いので購入の際は要確認してください。アルミ製では耐久度が低いため、猛禽に使用するには適していましせん。

9.ルアー

ルアーは、鷹の訓練や鷹がロストした際に呼び戻すために使用します。鳩やカラスなど種類があるので、自分の環境に合ったルアーを選んでください。ルアーは、鷹で狙う獲物で考えた方が効率的です。

10.はかり

鷹の体重を測るために使用します。左の写真では、バネばかりを使用しています。デジタル計りの方が正確な体重を測定できるため好まれて使用している人が多いです。バネばかりを使用する場合は、板に人工芝を敷いてあげると鷹が止まりやすくなります。秤にTパーチ(T字型の止まり木)を設置してる方もいらっしゃいます。基本的には鷹の体重を測定できれば問題ないです。

11.水桶

鷹の水浴びをするための桶になります。私は大きめな植木鉢の受け皿を使用しております。基本的には鷹の全身が入る大きさで、5センチ程度の水を張れる深さがあれば問題ないです。

12.ボウパーチ(止まり木)

ボウパーチになります。猛禽類専用のものを使用しましょう。予算に余裕があれば、ステンレスの方が腐食しないのでお勧めです。左の写真は、曲線の部分はステンレス製ですが、土台の部分は鉄になっています。

13.輸送箱

鷹を運ぶための箱になります。鷹の大きさで幅や高さが変わるので、サイズに合ったものを購入または作成しましょう。自作する場合、プラ板を使用すると軽量化できるのでお勧めです。

14.フード

フードは、鷹の嘴や爪を整えたり、治療をする際に使用します。鷹の種類によってサイズは概ね決まっていますが、個体差でサイズが多少変化します。特に嘴が出る場所(ビークホール)は個体差が出やすい場所なので調整は必要になります。

15.レザーパンチ

レザーパンチは、革に穴を空けるための道具です。スリットの始点終点にパンチで穴を開けることによりジェスやアンクレットが裂けにくくなります。

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